summary[ホムンクルスの目 石井裕之]

・信頼させるラポール・テク<呼吸を合わせる> 周辺視野 - 視界の隅で相手の呼吸をとらえるように練習する。
そうすることで、潜在意識的に同調し、安心を与えることができる。

・揺れない心を作る
心を静めるには、体を中心にして半径2メートルくらいの空間の空気を鎮めるようにイメージする。
心は体の中にはなく、心の中に体があるのだから。

・緊張を克服するイメージ法
緊張したり震えてしまう理由はたったひとつ。ズバリ≪自分が状況より小さいから≫
状況の中に自分が飲まれているか、それとも自分が状況を包み込んでいる。どちらかをイメージしているかの
違いで、緊張したりリラックスしたりする。
例えば、名刺を持つ手が震える場合、「名刺も自分の延長、体の一部だ」とイメージする。

・文字の傾きは感情のブレーキとアクセル
左に傾けばブレーキ、右に傾けばアクセル。
感情をつい抑え過ぎてしまうタイプだと思ったら、意識して右に傾いた文字を書く事を習慣にしてみること。

・彼女が求めるもの
一番目に好きなペットが自分の事、二番目に好きなペットが相手の事。
抑圧した願望が、ペットが好きな理由に乗じて浮き上がってくる。どうしてそれが好きなのかということを
知ることによって、接し方を考える必要がある。

・リフレーミング
物事を違うフレーム(枠組み)で捉え直す事。
相手の考え方や感じ方を導きたかったら、ただフレームを変えてあげるだけでいい。
例)自分→男→会社員など

ダブルバインド1
ダブルバインドとは「意識は一つのものにしか集中できない」という原理を元にした手法。
「相手に受け入れさせたい内容」を、直接的に相手に伝えるのではなくその内容は既に前提として会話に織り込む。
そうして「受け入れさせたい内容」と違う部分にポイントを当てて、「受け入れさせたい内容」を相手にスムーズに受け入れさせる。

ダブルバインド2
例えば、ホテルの前で女の子が急に無理無理とか言い出したとする。こういう時は
「どうしても嫌だったら、断っていいよ」と言う。
すごく思いやりのある言葉に聞こえる。が、どうしても嫌で無い限りは断るな。というメッセージが含まれている。
「彼女の心にどうしても嫌ってほどじゃないけど・・・」とふわっと空想が浮かべばOK

・しぐさを、鏡に映したように真似る
親しくなりたい、心を開いてほしい。と思った場合に有効。
自分の反転したイメージに人は潜在意識的に惹きつけられる。

・やりたいことを見つけるために
自分が何をしている時が楽しいか?を問うてみる。それを小さいものから大きくしていくことをイメージする。
まずは何をしている時が楽しいか?

・コングルーエンシー
「視覚からの情報」と、「聴覚からの情報」が相互に矛盾しているときに、人は視覚情報を優先する。
言語情報は一番影響力が弱い。だから、どんなに良いことを喋っていても、声の雰囲気が
自信なさそうだったり、目が泳いでいたりすると台無。
視覚情報・聴覚情報・言語情報のベクトルが一致すればするほど説得力が生まれる。
これがコミュニケーションにおけるカリスマ性の正体。

・ザイガニック効果(中断効果)
≪潜在意識には、中途半端で終わったものを引き継いで完成させようとする働きがある≫
この仕組みを利用すれば、自分自身の潜在意識を活性化することができる。
例えば企画のアイディアが出てこないとする。
そんな時はサイコーに素晴らしいアイディアが既にあるものと思い込んでみる。
そして、「スゲーアイディアだ!すごいぞ!さてどこから企画書に入るかな。まずは・・・」
と口に出し、結論の直前でブチっと切る。後は放っておくと、潜在意識が考えてくれる。

・誰ともすぐ仲良くなるため
自分の両手がぐーっと伸びて、相手の両肩に触れる様子をリアルに想像する。
その感触を味わいながら、話をする。潜在意識が仲の良い人だと勘違いしてくれるため。

・会話を盛り上げるテク
相手の短所をひっくり返して誉める。
ネガティブな話題の方が気軽に乗りやすい。大人は自分の長所を褒めてくれる人よりも、
短所を愛してくれる人に心を開く。

・苦手意識を消す自己暗示法
苦手な人のポーズ、表情、歩き方、声の雰囲気まで、できるだけ正確に思い出し、その人になりきって
しばらく演じてみる。
苦手意識を感じる時、自分は相手と自分との関係を思い出し、相手そのものを思い出しているのではない。
相手そのものを思い出す事が出来れば、自分のことを忘れ、客観視する事が出来る。

・スムーズなデートの誘い方
相手の頭の中に≪自分とデートしている空想≫を膨らませること
空想を膨らませることによって、行動に結びやすくなる。

・相手を傷つけずにキる方法
自分が話をしている途中にキる
相手が喋っている時にキると角が立つが、自分の話の途中だとそれがない。

・勇気を出して行動するためのマインドを作る方法 - ディソシエーション(分離)
一人称・二人称・三人称の三つの観点から言葉にしてみる。
感情をコントロールする為に、自分を客観視する。
自分のことを他人をみるような眼で見ること。
例:
「ボクは今日こそ行動する!」
「あなたは今日こそ行動する!」
「かれは今日こそ行動する!」
と言葉にしてみる。

・背景は前景よりも、潜在意識により強烈な印象を与える。
どんな場所でも、相手から見た自分の背景を少し意識すること。

・印象を与える顔の角度
自分の顔を映して、両目の橋を結ぶ直線をイメージし、Aラインとする。
唇の両端を結ぶ直線をBラインとする。
AラインとBラインはたいてい平行ではなく、自分にとって魅力的な顔の側は、
AラインとBラインを結ぶ線の距離が広い側。

・さりげなく誕生日を聞きだす。 - サトルクエスチョン
最初はカマをかけて適当な星座を言ってみる。
そうすると、勝手に訂正してくれる。
わざと間違える事によって、相手に訂正させる。それに寄って情報を聞き出す。
これをサトルクエスチョンという。

・心の距離の計り方
グラスを、相手のグラスに少しだけ近づけた位置に置いてみる。
二人の心理的な距離は、お互いのグラスの距離に象徴的に反映されている。
もし、グラスを少し近づけた分だけ、相手がグラスを戻す位置が離れたら、まだまだ心に距離があるということ。

・自然に堂々として見える視線の外し方
相手の肩越しに、ずっと先の方を見るように視線を移す
ただ外すだけでなく、焦点距離を伸ばすことによって、気持ちもひっこまずに、堂々とした印象のまま目線を外すことが出来る。

・スムーズにお茶に誘う
相手に何もコミットさせずに誘うこと。
例)「仕事が急に終わって、一人でメシ食うのも寂しいので、一緒に食べませんか?」

・「子宮」に話しかける
彼女の子宮に語りかけているような「つもり」で気持ちを伝える。
彼女の眼を見て、彼女に向って話しかけていても、「声の方向」だけを彼女の子宮に向けてしゃべる。

・相手の潜在意識にスッと印象づけたいメッセージは、文章の最初の方に持ってくる。

・昔のカレとの思いで話を、彼女の主観的な体感覚のモードにシフトさせる
「その時キミはどういうふうに感じたの?」という風に
そうすると、彼女の中では元彼と言う存在は薄らいできて、「ステキだった恋の感覚」だけが膨らむ。

・カリスマ養成法1
パーソナルカリスマの雰囲気を見つけるには、今までよりちょっとだけ人を許してみる。こと
「許すことそのもの」が自己暗示を構成している。人を許し受け入れるということは、その受け入れ
る相手より自分が大きくなければならない。と潜在意識は理解する。

・カリスマ養成法2
不安を一切出さないこと。
不安を思い出させる人には誰も近づきたくないもの

ホムンクルスの目 (ビッグコミックススペシャル)

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